どうも、ものだねです。
ビーストⅥばっかり考察してるので専門外ですが、
せっかくその気になったので、ここ数日の考察をまとめました。
当然ながら現時点、2部5章ラストまでのネタバレを全般的に含みます。
①ブルーブックの世界とは何か
ブルーブック視点のストーリーはoutro=終わりから始まります。
すなわち、人類が終わりを迎えた世界。
なおかつ、本来の実行体(空想樹が体)で白紙化された世界。
現代の文明を上回る発展を遂げた要素が垣間見えることから、
・カルデアスが観測した100年後の未来
・全く関係ない下総国のような亜種並行世界(剪定事象)
のどちらかであると推測できます。
特に着目すべき点として、汎人類史において人類史の空白の1年である2016年に、
エリア51に検体Eが運び込まれた記録があります。
これにより、ぐだのいる汎人類史である可能性はありません。
また、ブルーブックの視点により、伐採の成果が反映されていると思しいため、
後者の「全く関係ない」わけではないため、前者のカルデアス説が有力でしょう。
②検体Eの正体
検体Eの正体はオルガマリー所長というのが現状の結論です。
2016年に焼失死体とほぼ同義の状態であることが主な根拠ですね。
①のカルデアス説と合わせると、
2016年の人理焼却を観測した赤いカルデアスに放り込まれ燃やされたという筋が通ります。
(灰色のカルデアスは人理崩壊の証左であり、ロマンが2017年以降の観測ができないと言っていたことを踏まえると赤いカルデアス=2016年)
また、本物の宇宙人である可能性は、サタン=異星の神が同胞である人に殺され続けた、と下総国で天草が言っていたことと、
異星の神の同胞=検体Eであることを合わせるとなくなります。
(サタン=異星の神についてはやり口がキリシュに持ちかけたのと同じなのと、サタンはリンボの上司の仮称であることを踏まえた考察です)
更に、本来の実行体が空想樹を体にしたものであることから、
④で詳しく書きますが、木の根のような姿と言われていた点も通ると思います。
③ビーストⅦの偉業、そしてカウンター
最も強固な人理を自称するビーストⅦ。
地球の白紙化の仕掛人。
この存在が成し遂げる、ビーストⅠと対になる偉業とは人理再編です。
これは2章で語られた異星の神に関する事柄を繋ぐだけで辿り着くものですので、
カウンターについても触れましょう。
カルデアがイレギュラーとなりえない中、おそらく異星の神に悟られていない存在がいます。
そう、ロマンの真似をした謎の人物もといゲーティアです。
あらゆる計器が測定を止めたその時だけカルデアの前に姿を現しました。
つまり、観測者である巫女も観測不能だったのではないでしょうか?
ゲーティアはマテリアルで伏せられた五文字による人理編纂への耐性があると書かれており、この伏せ字五文字に人理編纂能力を持つ「ビーストⅦ」が当てはまるとすれば、
ゲーティアがカウンターとなる根拠として不足はないでしょう。
(同時にこれは単独顕現の説明でもありますが、ゲーティアで解説されたことが重要です)
④そもそも異星の神とは何者か?
キリシュの詠唱で、本来のアニムスフィア家の理想魔術で唱えられる
「虚空には神ありき」
これは理想魔術がギリシャ神話の流れを汲んだものだということを踏まえれば、ギリシャ神話の根源たるカオス神を指すものだと推測できます。
しかし、教えられた大令呪の本当の使用方法として詠唱した時には
「されど、虚空には星ありき」
つまり根源たるカオス神を否定して、星を配置したのです。
また、異星の神は
「虚空の星にありし我が身」「虚空より降りたる神」
とも言っており、これは根源(カオス)に至った存在とも捉えられます。
自らの手で根源に辿り着くことをよしとしたマリスビリーが仕掛人だとすれば、
娘を根源に接続できるようにする道具と考えたのかもしれません。
オルガマリーでありながら、根源接続者として仮想人格を備えた存在…というのが現状での考察です。
⑤マリスビリーは本当に死んだのか
マリスビリーの死に懐疑的なのは、マリスビリー自身が人類の獣性を持ち合わせているからです。
(※勘違いしやすいと思いますが、獣性=ビーストではないです。辞書にも載ってる語句です)
神代の神秘を解き明かしたい。
このような大願を持ちながら、そして実際に手段を得ながら、はたして本当に退場するのでしょうか?
人事の裁量権を持っているマリスビリーならば、
架空の人物を仕立て上げ、退場したと見せかけ成り代わるのはたやすいことです。
そして、カドックがこぼした
「七つの時代で起きるであろう異変。
現地での活動を想定したシミュレーター訓練……」
これはマリスビリーが人理焼却を予期していたことを示唆するセリフです。
ソロモンが千里眼で見たのは、世界が滅ぶ瞬間。
マリスビリーにも伝えなかったこの結末をどうして知っていたかはわかりませんが、
全てを見通したように自害したアニメのシーンを思えば、
自分の描くシナリオに沿うように動いていたことは想像に難くありません。
さて、第2部で他のモブメンバーより取り立てて出てくる人物がいますね。
そう、ムニエルです。
ムニエルは魔術スタッフとして招かれた人物です。
魔術刻印を持ちながら、それを売ってもいいなんて言います。
家系が連綿と紡いできた歴史を手放すほどに魔術に興味がないか、
はたまた、その歴史も意味がないと思っているのか。
ロードの権謀術数についても知っています。
元法政科のゴルドルフ新所長が警戒するほどの地位が存在しない家系のはずです。
法政科であるならロクなものではないと身に染みるでしょうが、
釘を刺せるほどムニエルに縁があるとは思えません。
(そもそもフォウくんが成長しないメンバーの1人のはずです)
ダメ押しが、ゴルドルフ新所長が正しく名前を呼ばないこと。
あれだけ責任感を持っているのに、1度も名前を呼んだことがありません。
ムニエルに疑いの目を向ける材料がこれだけあり、
ゲーティアの信用できない人物でもあるならば、
マリスビリーがムニエルとして生きている可能性は十分あるでしょう。
所感
いろいろ考えましたが、繋がりそうな線が全然見えなくて、
自分でさらった要素も説明できそうなものから繋がらないものまで全然整理しきれなかったというのが数日かけて読み返した感想です。
他にも根拠を提示するには物足りないものの、悪くなさそうなものを挙げると、
・ロストベルトは果実で空想樹は幹と根(空想の根とも呼ばれてるから)
・ブルーブックの世界は終局のロストベルト(エアレイド8-Uから)
辺りでしょうか。
本気で考察するには見る範囲が広すぎてひたすら時間を費やすことになるので、
費やした時間>線がつながる楽しさ
だなあと感じました。
それが紐解ける今後の本編を楽しみにしておきましょう。
ついでに。
ACにアーサー実装しましたが、こちらはプロト繋がりでもなく(未実装だし)、
一覧を見るに最新の星5を並べただけに見えましたね。
ノシ